DIYなアクアリウム

2013年から始めたアクアリウム。小さいものから大きなものまで自作して節約する。管理しやすい陰性水草と最近話題のアクアテラリウムが好み。

DIYなアクアリウム

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【気になる点も】アクアリウムにLEDライト導入!アクロOVAL BRIGHT開封レビュー!

2013年にアクアリウムを始めてからというもの、
ずっと蛍光灯を使っていました。

しかしこの度ついにLEDライトを導入することにしました!
↓購入したのはアクロ OVAL 600 BRIGHTです。↓



追記:90cm水槽用アクロ OVAL 900も購入しました。




LED照明スペック

60cm水槽用

本体 幅56.7×奥行き9.8×高さ3㎝
重量 900ℊ
消費電力 20.1W
チップ個数 白26個
色温度 7300K
全光束 3250㏐


90cm水槽用

本体 幅86.7×奥行き9.8×高さ3㎝
重量 1280ℊ
消費電力 34.6W
チップ個数 白44個
色温度 7300K
全光束 5500㏐



購入の決め手

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スタイリッシュだから

決めては見た目です笑。
第一印象ですごくカッコいいと思いました。
よくあるLED照明とは違い、
丸みを帯びた本体でかなり洗練されています。

コスパが良いと感じたから

LED照明は高いと言う印象がありました。
安いものもありますが、
暗いというレビューが多く
水草水槽に使うにはスペック不足だと思っていたのです。

その点アクロ OVALであれば
水草水槽でも使えるほどの光量でありながら
かなり値段がお買い得なのです。

コンセントが挿しやすいから

ほとんどのLED照明はコンセントに挿すアダプターが大きくて他の配線の邪魔をします。
交流と直流を変換したり
その調整用のコンデンサがあるためです。

アクロ OVALだと本体部分にアダプターの機能を内蔵しているためコンセント周りがスッキリするのです。

チャームの製品だから

アクロシリーズはチャームオリジナルのブランドです。
いつも利用している信頼のチャームなので
購入を決めた理由の一つになっています。




開封

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ブランドロゴも何もない
無地の段ボールに入っています。

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こういう無駄な装飾をしてないことが
値段が抑えられていることに
繋がっているのかもしれません。
ありがたい。

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中もスッキリ。
説明書・保証書が入っています。


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水槽に設置するための
ライトリフトを取り付けます。
このままでは入りませんが

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グイーンと伸ばして挿しこみます。
ここを調節してある程度の
水槽幅に対応できるようになります。


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LEDは3cmくらいの幅に26個付いています。
水槽全体に行き届くかなと心配になる。


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60cm水槽であればライトリフトは
1番狭くして使用します。
あともう7㎝くらい幅があっても設置できそう。


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もともとの蛍光灯ライトと比べると
幅も

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高さもかなりスッキリ。


使ってみて

良かった点

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明るい

明るさはかなり明るいです。
蛍光灯2灯と見た感じ変わらない?

本体が細かったので光の当たる範囲が
狭いのではと思ったのですが、
丸みを帯びた形状なので
光が前面から背面まで届きます。

水草の成長が早い(主観)

育てているのは主にアヌビアスなどの陰性水草ですが
このLED照明でも成長します。
むしろ成長スピードが速くなった気がします。
これは主観的な感想です。

気になる点

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結構熱くなる

蛍光灯と違いLEDは発熱が少ないと聞きましたが、
思ったよりも使用中は熱くなります。
だいたい50℃弱くらいでしょうか?
夏場は水温調節に苦労します。

光量が調節できない

今まで2灯蛍光灯を使っていて
状況に応じて1灯と2灯を使い分けていました。
夏の水温上昇対策が主でしたが、
コケが酷くなってきたら光量を落とすなど
自分にとっては便利でした。

90cm水槽用について

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90cm用でも60cm用でも
LED照明本体の幅は変わりません。
つまり光の当たる範囲は
90cm水槽の奥行き45cmだと狭くなります。
私は陰性水草なので今のところ支障はありませんが、
普通の90cm水槽では光量不足かなとも感じます。
生体メインであれば十分です。


さいごに

アクロ OVAL BRIGHTを使ってみてのレビューをしました。
かなり明るいLED照明なのにかなりお値打ち価格です。
特におすすめなポイントは
アダプターが内蔵していてコンセント周りがスッキリする点です。

一部気になるのは本体が熱くなる点と
光量調整ができない点です。

全体を見れば満足度のかなり高い商品です。

【陰性水草水槽リセット】本格的な三角構図の作り方

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以前の記事で陰性水草水槽のレイアウトを
三角構図に変更する計画を立てました。

そして先日、その計画を実行しました。
なかなか上出来です。
三角構図の本格的な陰性水草レイアウトの
制作風景を記していきます。




まずは水槽を空に

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リセットのために水槽に入っていた
水草、生物、流木、石をすべて取り出します。
これが1番辛い作業です。
石をどけるとゴミが舞ったりして
エビが捕まえられない…。

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みるみる足元が埋まっていきます。
基本的にはまた使う予定なので
仮置きしています。
気をつけないと。


1番大きな流木を配置

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1番大きな流木の向きや場所を決めます。
1番目立つものの配置場所を決めてからの方が
全体のバランスを取りやすいのです。
最終的に三角の頂点を形成させることにしました。

下に引いてるのは嵩増し用のプラ容器。
100均で購入しました。
すべて流木や石で高さを出そうとすると
お金もかかりますし、
なにより重くなってしまいます。
そのため土台は軽いプラ容器にしています。


周りを構成していく

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溶岩石を前面に来るように配置していきます。
溶岩石はそんなに多く持っていないので
先ほどの量増しが効いてきます笑。
プラ容器が見えなくなることが前提ですが
隠せなくてもそこに水草を置けばよいので
テキトーです。


水草は接着剤で固定!

今回は初めて接着剤で水草を固定していきます。
使用するのはアクアスケーピンググルー。
水中でも硬化しアクアリウム用なので
固まれば生体にも安全です。

使い方

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固定させたい場所に接着剤を付けるだけです。
とても楽です。
糸で巻きつけていた手間がなくなります。
こんなに楽なら前から使えば良かった…

接着剤のメリット

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初めてアクアリウム用の接着剤を使いました。
良かった点が2点あります。
それが
①どこにでも固定できる
②簡単に固定できる

です。

①どこにでも固定できる

今までは糸で流木などに固定していました。
そうすると固定場所が限定されてしまいます。
大きな石に固定しにくかったり、
たとえ巻き付けても
思った位置に固定できないことが多かったです。

その点接着剤であれば理想の位置に固定できます。
どこにでも固定できたのがかなり便利でした。

②簡単に固定できる

糸での固定はなかなか難しいです。
結ぶことはできても
ゆるゆるでちゃんと固定できないんですよね。

その点接着剤であれば
水草を固定して付けるだけなので
誰でも簡単に固定できます。
すぐ固まるのもメリットですね。


注水

水を入れるときは落水時の衝撃で
レイアウトが崩れないように注意します。
私が使用するのはこちらの商品。

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ただのスコップではありません。
水槽のフチに引っ掛け、
そこから水を入れれば
水の衝撃を緩和してくれる優れものです。
低価格なのでかなりオススメです。


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テラリウムの場所も作ってみました。
あまり水が多いと地震の時こわいですしね…。
あまり意味ないかもしれませんが。


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水上部にはフレイムモスを接着しています。
上に成長するのでどこまで伸びるのかな。


三角構図アクアリウム完成!

完成全体像がこちら...。
















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こんな感じになりました。
頂点を水面上にまで出したので
かなりボリューム感のあるレイアウトになりました。

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ボルビティスはここに配置。
まだまだ小さい株ですが
成長すれば良い存在感を出してくれるはずです。

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左はアヌビアスゾーン。
色別・品種別に並べました。
余ったからっていうのもあります笑。

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中央部がブセファランドラゾーン。
まだまだ小さい株ばかりです。
成長して溶岩石が見えなくなるくらいになってほしいな。

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ティアブルーが良い色を出してくれています。

三角構図にしたことでどの領域も水流があり、
淀みがなくなりました。
これでいったん様子を見ます。

ふー。
アクアテラリウムと連続だったので疲れました笑。




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【癒しのアクアリウム】陰性水草水槽を眺める動画 アクアリウムAquarium4K動画
完成動画です

アクアリウムの新常識!水草の種「プランツシード」をアクアテラリウムに導入しよう

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水草の種」というものを聞いたことはありますか?

その名の通り種から水草を育てるのです。
今までの水草は株を大きくして増やしたり
ランナーを伸ばして増やすのが当たり前でした。

そんな中、種から水草を育てることが
注目され、現在ブームになっています。

そこで私もブームに乗って
水草の種をアクアテラリウムに導入してみました。

水草の種の紹介と成長記録を綴ります。

水草の種とは?

2016年にアクアリウムショップJUNが
販売した「プレミアムシード」が元だと思われます。

種類としては
・キューバパールグラスに近い植物
・ヘアーグラスに近い植物
・ショートヘアーグラスに近い植物

の3種類が主なラインナップです。

厳密にはパールグラスやヘアーグラスではないので
"〇〇に近い植物"と表記しています


最近はかなり増えてきてネットショップでも
手軽に購入できます。
kotobukiやカミハタなど、
大手のアクアリウムメーカーからも続々と発売されています。
値段もさまざまで安いもの(少量)だと
200円から購入できます。

育て方・生やし方

ソイルの上に蒔く

ソイルを使うのが一番一般的です。
水で湿らせたソイルに種を撒きます。
詳しい手順を説明します

①ソイルが浸る程度の水を注ぎ種を蒔きます

まんべんなく種を蒔くのがポイントです。
重なるとうまく発芽しません。

②霧吹きで加湿します

発芽するまでは定期的に加湿しましょう。
霧吹きで全体に水を与えましょう。

③乾燥しないように水槽にラップなどをして発芽を待ちます

乾いてしまうと発芽率が落ちます。
厳密に閉め切らないといけないのではないので
ガラス蓋でも良いです。発芽確認しました。


販売元のJUNのHPに詳しく書かれています
新提案!プレミアムシード「水草の種」

植えれる君の上に蒔く

ソイルでなく植えれる君の上に蒔いても良いです。
筆者はこの方法で発芽させました。
注意点はソイルと同じく乾燥させないことです。


水中に蒔く(オススメしません)

「今ある水槽に水槽の種を導入したい」と考えている人は
そのまま入れてしまいたいかもしれません。

そのまま入れたとしても発芽率が悪いかもしれませんが
発芽するにはします。

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誤って混入したと思われる種が
知らないうちに水中で発芽していました。

しかしこの方法はオススメしません!
理由としては下記の3点です。

①発芽率が落ちる

②水流があると種が舞ってしまう

③生体がいると種が移動してしまう



そのため発芽するまでは水上で育てて
発芽した後に注水するのが良いでしょう。


成長の様子

植えれる君の上に蒔いてみました。
発芽までの様子を定点的に撮影していきました。

1日目

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植えた直後。
水温は最低20℃、気温は夜は15℃まで下がる時期でした。

7日目

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1週間ほど経過すると変化が現れました。
根らしきものが生えてきた。

8日目

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ここから成長が加速していきます。
中央らへんの種に
葉らしきものが現れ始める。

9日目

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根が立派になり盛り上がってきました。
まだ発芽していないものもあり
成長に差が大きいですね。

10日目

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発芽していないものが少なくなってきました。

14日目

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あまり変化はないが葉が大きくなった気がする。

発芽まで1週間近くかかったのは
夜の気温が15℃まで下がることが原因でしょう。
発芽してからは日に日に大きくなっていきました。


生えない時は?

温度が低い

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温度が低すぎると発芽しません。
適温は20℃〜27℃ですので
種を蒔く時期を考えるか、
その温度を維持できるよう調節しましょう。

乾燥している

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種を蒔いても十分加湿していないと
発芽に必要な水分が足りず発芽できません。
そのため水分を切らさないよう
加湿を十分行い、ラップなどで保湿しましょう。

種が古い

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種が古すぎると種自体の細胞が死んでいることがあり、
そもそも発芽しないことがあります。

生えてこないけど他に原因が思いつかない場合は
種が古いことが原因である可能性があります。


発芽してから

ちゃんと発芽してからは2通りの育成方法があります。
①水を入れてアクアリウム
②陸上のままアクアテラリウム

それぞれについて見ていきましょう。

①水を入れてアクアリウム

これが一般的です。
水中では生育スピードが遅くなったり、
コケが付いてしまったり

上手に育てられないことが多々あります。
そのため多湿な環境から始めて
十分に生えそろってから水を入れてアクアリウムにすることが多いです。
いわゆるミスト式管理と呼ばれる方法です。

②陸上のままアクアテラリウム

そのまま陸上でアクアテラリウムとして育てる方法です。
筆者はこれで育てていました。
この方法には注意があります。
それは乾燥が天敵ということです。
もともと水辺で自生する種が多いので
乾燥にはかなり弱いです。

私のアクアテラリウムも夏の蒸れが怖かったので
PCファンを1日回すようになってから
徐々に調子が悪くなり、ついには全滅してしまいました...。

そのため湿度を保つか、
水が流れる近くに配置
しましょう。


さいごに

水草の種を紹介しました。
かなり便利な反面、すぐに水槽に水を張らないなど
アクアリウムにとっては不慣れなこともあります。
しかし誰にでも簡単に水草を育てることができるという
大きなメリットがあります。
皆さんもぜひ育ててみてはいかがでしょう。

水槽の中に滝と池と崖を再現してみた【アクアテラリウムの作り方】

【安くて便利】作業台・引き出し付き水槽台を自作する!DIYの注意点と図面公開

水槽台を自作(DIY)するときに
注意すべき点は何でしょうか?
水槽は約100㎏の荷重がかかることもあり
普通に台を作るだけでは
強度に不安が残るかもしれません。
扉・作業台付き水槽台をDIYする時の注意点をまとめます。

理想の水槽台を自作します。

求める水槽台像

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耐荷重

アクアリウム

アクアリウム水槽の場合は水量が多いため
水槽台も高い強度が必要となります。

水槽サイズ別のおおよそ重量は下表のようになります。

水槽サイズ(横×奥×高) 水量 水槽重量 総重量
30㎝水槽(30×20×25㎝) 15ℓ 4㎏ 19㎏
30㎝キューブ水槽(30×30×30㎝) 27ℓ 5.5㎏ 34㎏
45㎝水槽(45×27×30㎝) 36ℓ 7㎏ 43㎏
60㎝水槽(60×30×36㎝) 65ℓ 11.2㎏ 76㎏
90㎝水槽(90×45×45㎝) 182ℓ 34㎏ 216㎏
120㎝水槽(120×45×45㎝) 243ℓ 53㎏ 296㎏

※水槽に水だけ入れた場合の重量です。
※底床やフィルターの設置でより重くなります。

そのため水槽台をDIYする場合は
太い柱を使用したり筋交いを入れて
耐荷重を大きくする
必要があります。

アクアテラリウム

アクアテラリウム水槽で
水量が水槽の半分以下の場合は
その分重量が軽くなります。

下表はGEX グラステラリウムを用いた場合の
水槽重量の目安です。

水槽サイズ(横×奥×高) 水量 水槽重量 総重量
ナノキューブ(21.5×21.5×22.7㎝) 3ℓ 2.5㎏ 5.5㎏
3030(31.5×31.5×33㎝) 9ℓ 5.6㎏ 15㎏
4530(46.5×46.5×33㎝) 20ℓ 12㎏ 32㎏
4545(46.5×46.5×48㎝) 30ℓ 16㎏ 46㎏
6030(61.5×46.5×33㎝) 18ℓ 15㎏ 33㎏
6045(61.5×46.5×48㎝) 40ℓ 20㎏ 60㎏
9030(91.5×46.5×33㎝) 40ℓ 18㎏ 58㎏
9045(91.5×46.5×48㎝) 60ℓ 22㎏ 82㎏
9060(91.5×46.5×62.5㎝) 60ℓ 31㎏ 91㎏

※水量は目分量です。

耐水性

メンテナンス時など水槽台は水で濡れやすくなっています。
そのためDIYで使用する木材をそのまま用いると
水によって変形したり強度が低下する恐れがあります。

そのため木材に撥水性のある塗料を塗ることで
耐久性を高める必要があります。
気にしすぎかもしれませんが。

機能性

収納

水槽台に収納したいものは
外部フィルターからトリミング用品まで大小さまざまです。
そのため水槽台の収納スペースを
一つの大きな空間にするよりも
適度に仕切りを入れた方が利便性は高くなります


必要なスペースとしては

外部フィルターが入るスペース
ハサミなどの小物がスッキリ入るスペース

が最低限必要です。

フレームタイプの水槽台だと
下に置いた用品が丸見えとなってしまうので
扉を付けて内部が見えない構造にします。

扉を付けることで見た目もスッキリとし
インテリア性も高まる
と思います。
ただ、外部フィルターを設置する場合は
背面に穴かなにかを付ける
ことを忘れないように。

作業台

水槽でトリミングなどの作業をしていると
ハサミやピンセットなどさまざまな物を使います。
そんなとき常々作業台があったらなと感じていました。

近くに台がないので作業中は
不安定な照明の上に置いたり
いちいち拾わなければならない床に置いたりして
面倒なのです。

そのため作業台が出し入れできる水槽台を目指します。



図面(前・後・横・引出し)







必要材料と費用目安

1×12材(286×19×1820㎜)

本数 : 2本

価格 : 1600円 × 2


1×6材(140×19×1820㎜)

本数 : 2本

価格 : 800円 × 2

SPF材です。
SPF材とはS(ソエマツ)・P(マツ)・F(モミ)の
3種類の木材を総称した材です。
柔らかい材質なので扱いやすく
比較的安価に手に入るので
DIYでよく用いられている木材です。

パイン集成材(910×500×18㎜)

枚数 : 1枚

価格 : 2500円

パイン(マツ科)の間伐材などから節や割れた部分を取り除いた角材を接着材などで貼り合わせた材がパイン集成材です。

軽くて柔らかいので加工しやすく
材質が均一なので反りなどの変化が
起こりにくいのが特徴です。
パイン集成材の種類・特徴 ロイヤルホールセンター

OSB材(1820×910×9㎜)

枚数 : 1枚

価格 : 1000円

OSB合板は薄い木片を接着材で固めた材です。
ホームセンターで安価に手に入り
強度も高いためDIYでの使用頻度が高い材です。

ただ、水が常時濡れる場所では
接着材が剥がれてしまうので使用できません。

引き出し底板用の合板(5㎜厚)

枚数 : 1枚

価格 : 500円

引き出しの底板は薄いものを使います。

スライドレール(350㎜)

個数 : 2個(2組1セットを2セット)

価格 : 700円 × 2

引き出しの両サイドに設置することで
スムーズな開閉を可能にするためのレールです。

スライド蝶番

個数 : 2個

価格 : 500円

扉の開閉に使う金具です。

合計

以上を合計すると約9,000円です。
フレームだけの水槽台よりは高くなります。
ただ作業台・引き出し付きで利便性が高く
扉付きなのでインテリア性が高いです。


材料切り出し図

必要材料数を把握するための図です。
厳密ではありません。


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それぞれの材料の切り出し方。

作業台ありバージョン

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切り出した材の組み合わせ方。

作業台なしバージョン

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切り出した材の組み合わせ方。
作業台は無くてもいいから
引き出しだけ欲しい方向け。


おわりに

理想的な水槽台の図面を作ってみました。
グラステラリウムを導入する見通しがついたら
作成してみたいと思います。

水槽用オートフィーダーの調整方法 ~出張とアクアリウム~

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旅行・出張など長期不在時の水槽管理は
どうしていますか?
特に生体を入れている水槽については
「餌」が一番問題になるでしょう。

そんな時私はテトラ社が出す
「オートフィーダー AF-3」を使っています。
一定の時間間隔で自動的に
エサを与えてくれます。
ただ一つ問題となるのが、
「エサが多すぎる問題」です。

今回はオートフィーダーでの餌量調整をしてみた記録です。




オートフィーダーの使用方法

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①電池を入れる

まずは電池を入れましょう。
主流は単3電池です。

②餌を入れる

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次に餌を入れていきます。
テトラのオートフィーダーは、
写真のように餌を入れます。

③時間設定(12時間・24時間)

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最後に餌をやる間隔を決めます。
テトラの物は12時間か24時間間隔を選べます。
この場合、1日1回か1日2回ということです。
より性能の良いオートフィーダーであれば
より細かく時間間隔を設定できます。


④設置

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あとは水槽の上に置くだけです。
電池を入れたときから12時間・24時間となります。
時間になると餌を入れた容器が回転して
水槽に餌が落ちる仕組みです。


餌の量の調節方法

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餌の量は白いつまみを左右に動かして調整します。
これがMAXの餌の量です。

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これが餌の量が最も少ない量です。
スライドを一番左まですると全く出なくなります。


最小の餌の量

実際に使う前にどれくらい出るのか確認しましょう。
予想以上に出たり出なかったりします。
Hikariの「川魚のエサ(沈下性)」で見てみましょう。
1番少なくすると...。

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これくらい。
一つまみ程度あります。
今の水槽の魚はシマドジョウ1匹なので
24時間間隔でもこの量は多くなってしまいます。
帰宅して苔まるけの水槽は見たくない...。


オートフィーダーを加工する

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スライドにメンディングテープを貼り
半分塞ぎます。
はみ出す長さは長めが良いです。
長い方がちょうどよく塞いでくれます。
すると...。

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出る量が半分になりました。
ちょうどいつもあげている量くらいです。
これなら3日くらいあげていても急激にコケることはなさそうです。

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もっと大きいタブレットタイプなど、エサの形状によって
出方がかなり変わるので一つ一つ確認する方が安心です
コリドラス用の場合、餌自体が大きいのでかなりの誤差が生じます。


さいごに

オートフィーダーを加工して
出る餌の量を調節しました。
メンディングテープを貼るだけの
お手軽加工でしたがとてもうまくできました。
ただ少し調節が手間かなと思いました。
使う前にはどれくらい出るのかを
ちゃんと把握した方が良いでしょう。

総まとめ!DIYでアクアテラリウムのはじめ方・立ち上げ方

アクアテラリウムを始めました。
アクアテラリウムとは「アクア」と「テラリウム」を足したもの。
つまりアクアリウムに陸地を足したようなレイアウトの水槽です。
そのため「」や「」など自然な風景を
水槽に再現できる可能性を秘めています!

そんなワクワクしながら取り組んだアクアテラリウム。
今回は今までの制作記をまとめたものです。

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レイアウト必須要素

滝・川の再現


アクアテラリウムといえば水が滴り、川が流れ、滝がある...
私のイメージはこんな感じでした笑
そのため滝や川があるレイアウトにします。

陰性水草水上化


このアクアテラリウム計画はストックしている
アヌビアスやミクロソリウムを綺麗なまま
管理したいと考えたことが始まりです。

そのため水上化した陰性水草に適した場を
作り出すことが必要です。

乾燥地


私はアクアテラリウムの陸地部分の
苔やシダが生い茂ったレイアウトが好みです。

そのためには水上化した陰性水草のための場だけでなく
ある程度乾燥する場を設けて
さまざまな植物が育つ環境を整えることが必要です。

シェルター


これまで陸地部分の要素を挙げました。
水中部にもレイアウトのこだわりはあり、
それはシェルターを設置することです。
これはもともとの居住魚であるウキゴリのためです。
生体も暮らしやすくがモットー。




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植物

使用した植物種の一覧です。

陸地


レインボーファン


セラギネラ(クッションモス)


タマシダ ダッフィー(ネフロレピス ダッフィー)


トキワシノブ


フィカス プミラ ミニマ


シダsp.


シッポゴケ・スギゴケ・ヒロクチゴケ・ハイゴケ

水中

基本はストック分なので適当です。


ミクロソリウム ソードリーフ


アヌビアス ナナ


アヌビアス ラウンドリーフ


アヌビアス プチゴールデン



自作方法

主な材料

プラダン塩ビパイプ

自作方法

土台骨組み


塩ビパイプで土台の高さを調節し、
プラダンで平面部の下地とします。

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土台装飾


完成した土台に石や砂を貼り付けて
水が通るルートを決めていきます。
滝や川をイメージしながら進めていきます。


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この自作方法の評価


今回、この方法で制作してみて
感じたことをまとめました。

メリット

水槽に入れるだけで簡単レイアウト

空の水槽に完成した土台を入れるだけなのでお手軽です。
土台を制作するにしても水槽の中で作業するより
すべて外で行う方が作業しやすいでしょう。

リセットがスピーディー

私の場合、今ある水槽をリセットして
アクアテラリウムを始めようと思っていたため、
時間をかけすぎると他容器に移した生体の
ストレスが大きくなる可能性がありました。
この方法はすでに完成した土台を配置するだけなので
非常にスピーディに立ち上げ出来ます。

デメリット

構成物が多いと繋ぎ目が手間

私のように土台を3つのパーツに分ける場合には
パーツ間の繋ぎ目の水漏れ対策が困難です。
落水部に繋ぎ目があると
そこからの水漏れで下流部に水が
行き渡らないこともあります。

設計ミスをすると水の泡

ギリギリの大きさで設計してしまい
石を貼り付けることを想定していないと
せっかく土台を制作しても全てが無駄になります。
一回り小さく設計することを心掛ける必要があります。

流水テストがしにくい

繋ぎ目の水漏れ対策が十分かどうかのテストは
該当するパーツを水が濡れても良い場に運び
水を流して行いました。
ただちゃんとした平面でテストしなければならず
以外に手間
でした。
水槽内であればその場でできます。

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立ち上げ

ようやく立ち上げに入ります。

土台を水槽へ


自作した土台を空にした水槽へ。
中にはろ材を入れています。


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植栽


植物を植えていきます。
全体のバランスを考えつつ
その植物に適した場所に…
なかなか難しいです。

↓詳しくはこの記事↓



完成写真


全体


排水口と滝


ブセファランドラも水上化させてみます。


壁に貼り付けた苔とアヌビアス。



おわりに

やっと完成できました!
水槽を眺める時間が増えそうです笑

この方法には上述したようなデメリットもありますが
リセットする時に時間がない方
水槽内での作業は苦手という方にオススメの方法です。

あとはうまく維持できるように管理していきます。

【初心者アクアテラリウム】陸地で用いる植物を選んでみる

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アクアテラリウム製作記です。
前回は完成した土台の水漏れ修復をしました。

↓前回(土台水漏れ修復編)はこちら↓



初めてのアクアテラリウムなので
陸地部分の植物についての知識が全くありません。
育成難易度が低めだと判断したものや
育ててみたいと思ったものを一覧にし、
その後、選んでいきます。



水中の植物

基本的には今ある水草を使用します。
陸地に配置できなかった
残りを水中に入れるという形にします。

↓所持している陰性水草のリストはこちら↓



陸地部分の植物

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水上管理植物

もともと水上化させて綺麗にストックしたい、
と考えて始まったアクアテラリウム計画。
そのため、陸地で水が多い場には
陰性水草
を使用します。

所持している水草はどれも水上化可能な種ばかりです。
そもそも原生地では水辺付近の陸地に
自生するものが多いです。
そのため水中だけでなく陸地部分にも
水上葉が展開していけば維持もしやすいはず。
基本的に腰水状態で管理します。

アヌビアス

アヌビアスはアフリカ原産の水辺に自生する植物です。
アクアリウム初心者にもよくオススメされる水草です。
水上管理しても葉が入れ替わることなく
湿度を保ち水を途切れさせなければ
問題なく育つようです。


ブセファランドラ

ボルネオ島に多く自生する植物。
葉にラメが入り、非常に人気がある水草です。
基本的にはアヌビアスと同じ環境で育つでしょう。


ミクロソリウム

ミクロソリウムも入門種として人気がある水草です。
水上葉は少し硬い印象です。
乾燥には弱く、
常に水しぶきが当たる場所が適しています。


ボルビティス

アヌビアス・ミクロソリウムとともに
陰性水草の御三家と言われています。
注意しなければならないのが
水上葉と水中葉は異なるため、
生育環境を変える場合は葉をすべて切り落として
根だけの状態にした方が良いと
いう点です。


モス

モスの水上化は水にさえ気をつければ大丈夫そうです。
あまり乾燥しすぎると枯れてしまいます。
ウィーピングモスとフレイムモスを水上化させてみます。


テラリウム植物(一覧)

陸地の比較的乾燥する場には
テラリウムやビバリウム用の植物を導入します。
落葉は落ち葉の処理が面倒なので
常緑多年草の植物が前提
です。
導入見込みのある植物を考えていきます。

レインボーファン

色合いに一目惚れした植物。
育つ環境によって鮮やかな色合いとなるようです。
耐陰性があり、湿度が高い環境を好むことから
アクアテラリウム向きと言えるのではないでしょうか。


タマシダ・ダッフィー(ネフロレピス・ダッフィー)

タマシダは日本にも自生しています。
その中でも羽片が丸い種です。
暑さには強いようですが、
寒さには弱いみたいです。


ノコギリヘラシダ

のこぎりのような葉を持つシダ。
これは形がカッコいいですね。


クッションモス(セラギネラ)

小型のシダです。
耐陰性はありますが、明るい日陰を好みます
青みが強い種はヤフオク!で高値で取引されています。


トキワシノブ

盆栽でよく見かける丈夫な植物種です。
岩にも着生でき、レイアウトしやすい種です。

フィカス・プミラミニマ

ガーデニングでポピュラーな種です。
つる性で這うように広がっていきます。
高すぎる湿度は嫌うようですが
ある程度湿度の高い環境を好みます


ジュエルオーキッド

葉の模様が特徴的な植物です。
コレクターも多く、
挙げた植物の中では比較的高価な植物です。
蒸れには弱いようです。


シノブゴケ

日本に自生する苔です。
湿度が高い環境を好みます
テラリウム(苔リウム)でよく見かける種です。


ハイゴケ

ポピュラーな苔です。
名の通り這うように成長しますのでレイアウトもしやすいでしょう。
比較的明るい場を好むようです。


クジャクゴケ

クジャクが羽を広げたような形状の苔です。
アクアリウムでいうと南米ウィローモスを連想させます。
難易度が高そうな雰囲気がありますが(主観)、
他の苔と同様、育てやすい種です。


コツボゴケ

タマシダ・ダッフィーと形状が似た苔です。
葉が半透明でキレイです。
ハイゴケ同様、日当たりの良い環境を好みます


スナゴケ

茎が直立し、形状も特徴的な苔です。
日向を好む種で乾燥に強い種です。
湿度が高いとうまく育たないそうです。


テラリウム植物(導入予定)

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陸地で乾燥気味となる場は画像の赤丸部分。
そんなに広くはありません。
そのため上記の植物すべては導入できません。
(本当は全部やってみたいですが…)

そのため導入する植物を厳選し、
・レインボーファン
・トキワシノブ
・タマシダ・ダッフィー
・クッションモス
・フィカス プミラミニマ

と、しました。

苔については配置する場の狭さ
とりあえず多くの種を少しずつ育ててみて
難易度を実感してみたい
と考えたため、
4種で1パックというものを購入予定です。



よし、これでやっとアクアテラリウムができます!
今あるストック水槽をリセットしての導入となるため
案外大掛かりです笑


次の記事はこちら!
www.aqua-diy.net

滝のある自作アクアテラリウム8ヶ月後の経過報告

前回の報告から5ヵ月経過しました。
時間の流れが速くなっていく感じがします。
今回は8ヵ月目のアクアテラリウム経過報告をします。


滝と川のあるアクアテラリウムの作り方~土台作りから完成まで~ Pardarium making video

アクアライフに掲載されました!

私が制作したアクアテラリウムが
あのアクアライフ7月号に掲載されました!


このツイートのアクアリウム水槽が載りました!!!
アクアテラリウムを始めて1年弱。
とても感激です。
しかも同じページにはイモリウムで有名な方々も掲載されています!!!
もっとちゃんと撮った写真にすればよかった...笑。


勝手に生えてきたシダ

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パルダリウムでは良くあることですが、
知らないうちにシダが生えて成長しています。
おそらくモデリングソイルの中に混入した
種か胞子のなにかが発芽したものと思われます。
とりあえずこのまま放置して経過観察です。


ビバリウム植物の現状

レインボーファン

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この水槽で最も成長が早い植物です。
知らないうちに水槽右半分を埋め尽くします。
2度トリミングしました。
手間はかかりますが綺麗な植物です。

タマシダ ダッフィー

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この植物もじわじわ広がっていってます。
ランナーのようなものを伸ばしながら
範囲を広げていくようです。
びっくりするような場所から
葉が出てきて驚きました。

トキワシノブ

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やっと調子が良くなってきたトキワシノブ 。
前回葉が出てから3ヶ月、
やっと葉が出はじめた気がします。
高湿度な水槽内の環境に順応してきたのかな?
レインボーファンとハイゴケに埋まりそうです。

フィカス プミラ ミニマ

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右側の壁にも植えれる君を貼って、
プミラ ミニマが生えるようにしました。
これはまだまだ成長して欲しいですね。
わさわさのジャングルを目指します。

シダ sp.

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背が高くなりすぎてガラス蓋に張り付くように
葉を展開するようになってしまいました。
葉の形が特徴的でお気に入りなのですが
照明で熱くなっているガラス蓋に接して
変な風に成長しているのが少し残念です。


陰性水草

アヌビアス

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この半年でかなり大きくなりました。
流路を狭め、淀みに苔が生えてくるようになったので
トリミングしました。

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トリミングは適当にバッサリ切るだけです。
当分大丈夫でしょう。

ミクロソリウム

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滝付近に配置していたミクロソリウムを
水槽左角へと移動しました。
角を埋めることでジャングル感が増しますし、
レイアウトとしても広く感じられます。

ブセファランドラ

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葉が展開する時期もありましたが、
ここ2,3ヶ月は止まっています。
キシィの方が調子が良いように思えます。
パールグレイは腐ってないことを祈りつつ様子見ですね。

ボルビティス

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ボルビティス カスピダータを新しく導入しました。
排水口のプールと湿潤な陸地に配置しました。
すぐに新芽が出たので今のところ安心しています。
大きさもそれほど大きくないので
レイアウトにも馴染みやすいかなと感じています。


ハイゴケ

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知らないうちにかなり成長していました。
背面のハイゴケは特に重なり合うように成長しています。
横に成長せずに上に成長していくようです。

オキナゴケ

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庭に自生していたオキナゴケを水槽に入れてみました。
水槽内はある程度の湿度を保っているので
しぼむことはないようです。
水道水でよく洗ってから入れたものの、
微生物や卵は起こしきれてないかもしれないので
様子を見つつ気をつけていきます。


さいごに

滝のあるアクアテラリウムを自作してから8ヶ月経ちました。
アクアライフに掲載されるという
思っても見なかったイベントがあったので
かなり嬉しく思います。
またしばらくしたら経過報告をします。

アクアテラリウム崩壊の危機?夏場の高温多湿の対処方法を考える

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夏がやってきてしまいました。
アクアリウムにとって夏が1番辛い季節です。
冬はヒーターを入れておけば
勝手にちょうど良い水温に保ってくれますもんね。
夏はというと水槽用のクーラーがあれば良いですが、
ファンで水温が30度にならないように地道に冷やす、
などしか対処法がなくなってしまいます。

この記事では初めて迎える夏をどう乗り切るかについて
考えてみました。

アクアテラリウム初めての夏

夏がやってきました。
うちの水槽は廊下に置いてあるのでクーラーがなく、
夏の暑さの影響をモロに受けてしまいます
PC用ファンと外部フィルターの保冷は
行なっていましたが徐々に変化が起きてます。
その現状を伝えていきます。

レインボーファン

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レインボーファンが1番影響を受けています。
背面が乾燥することはないのですが
ほぼ枯れてしまっています。

ミクロソリウム

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ミクロソリウムも枯れがヒドイです。
もともと半水生の水温が低い場所に自生する植物のため、
水上化した葉は暑さに弱いようです。
水中の葉は枯れることなく問題なさそうです。

アヌビアス

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水上化させたアヌビアスですが、
意外にも影響は少なそうです。
それでも霧吹きをしないとシワシワになってしまいます。

ブセファランドラ

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アヌビアスと同様に霧吹きをしていれば大丈夫そうです。
そもそも成長がかなり遅かったので
これから影響が出てくるかもしれません。


考えられる原因

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原因はもちろん「高温」です。
アクアリウムの場合は水の中にあるので
水温(MAX30℃)が影響してきます。
しかし陸上だと気温が影響してくるので
35℃まで上がってしまいます。
それに加えて湿度保持のため締め切っているため、
余計に水槽内の温度が上がってしまう
のでしょう。

レインボーファンとミクロソリウムは特に
高温に弱い種なのだと考えられます。


夏の高温多湿をどう乗り切るか?

水槽用クーラーの導入

これが現状のままだと最善だと思われます。
初期投資と維持費用は大きくなりますが
暑い夏場でも水温を26度設定できることは大きいです。
アクアテラリウムでは気温に左右されますが、
流れる水温を低めに保つことで
締め切った水槽内の気温は抑えられそうです。


クーラーのある部屋へ移動

水槽自体をクーラのある部屋に移します。
こうすることでクーラーが効いている間は
外気温が28度前後になります。
クーラーは起動電力にほとんどを費やすため、
つけっぱなしでも意外に電気代が抑えられるそうです。




つまり高価な水槽用クーラーを買って、
暑い中、ガンガンに使うよりも、
そもそもクーラーのある部屋に移動させた方が
安上がり
になると言えるでしょう。

バケツ保冷剤で しのぐ

この方法は以前、下の記事で紹介しました。



外部フィルターを少し大きめのバケツに入れ、
そのすき間に保冷剤を入れるという方法です。
この方法が一番安上がりではありますが、
実際にやってみると、
水温を30度前後まで下げるのが精一杯です。
今まで、この方法であったため枯らしてしまいました。
アクアリウムでは結構有効でありましたが、
陸地があるアクアテラリウムでは限界があります。


さいごに

いろいろと考えた結果、
クーラーのある部屋で水槽を維持するのが
最善
だと感じました。
水槽用クーラーを導入しようかと思いましたが、
ランニングコストが予想以上にかかりそうです。
普段生活するリビングなどに
移動させれば夏だけでなく、
冬のヒーターによる電気代も節約できそうです。
やはり移動しようかなあ。

金魚すくいで急遽金魚を飼うことになった場合の対処法

夏祭りなどの屋台でよくある金魚すくい。
やったことある方も多いと思います。

しかし金魚すくいをしても
すくった金魚をどうすれば良いか迷う方も多いはず。

すぐ死なせてしまう

急に飼うことが決まったけどどうしよう

そんな方のためにこの記事では
急に金魚を飼うことが決まった時に行うことを
まとめていきたいと思います。

絶対に川や池に放流してはいけません

飼育水を用意する

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金魚すくいで金魚を持ち帰ると
大抵は上の絵のような巾着のような袋に入れて持ち帰ります。
そのままでは酸欠などで金魚が弱ってしまいます
家に戻ったらすぐに飼育水を準備しましょう。

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水道水には消毒のためにカルキ(塩素)が入っています。
ヒトが飲む分には害はありませんが
魚にとっては害となります。
そのため水道水をそのまま使用することはできず、
カルキを除去しなければなりません。

カルキを除去できる浄水器がある場合

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カルキを除去できる浄水器があれば
その浄水器を通した水ならそのまま飼育水として使うことができます。

浄水器がない場合

浄水器がない場合は少しやることがあります。
まずはカルキを除去しなければなりません。
除去する方法は3通りあります。

市販のカルキ抜きを使う

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1番簡単な方法は、ペットショップで置いてある
市販のカルキ抜きを使う方法です。
安価に手に入ることもあり大抵の場合は
このカルキ抜きを使うと思います。
しかし、夜の祭などで金魚すくいをした時などは
ペットショップが開いてません。
その場合は下記の方法を用いましょう。

6時間放置する

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カルキは実は放置しておけば自然に抜けます。
バケツ1杯分の水量だとおおよそ6時間で除去できるそうです。
この方法は時間がかかるので
金魚すくいをすると決めている場合は
事前に準備していきましょう。

煮沸する

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煮沸すればカルキを除去できます。
5分間沸騰させれば完全に抜けるそうです。
注意することは水を冷ますことです。
25℃を目安にちゃんと冷やしましょう。


バケツに入れ替えてあげよう!

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飼育水が準備できたら、
金魚を袋から移し替えてあげます。
この時、注意すべきポイントは4つあります。

①大きめのバケツを選ぶ

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移し替える容器はできるだけ大きいものを用意しましょう。
水質変化を緩やかにするためです。
コップの水が熱しやすく冷めやすいのと同じです。

金魚のフンなどで汚れてしまう水も
水量が多ければ影響が小さくなります。


大きなバケツであれば水面が広くなります。
空気と接する面が大きければ、
そのぶん水に溶ける酸素も増えるので
酸欠のリスクを軽減できます

②水合わせをする

バケツに水を用意できても
そのまますぐに移し替えない方が良いです。
もともとの水の水質と移し替える水の水質が
異なると金魚のエラが傷ついてしまいます

pHショックと言われる現象です。
金魚の場合、すぐ死んでしまうことはあまりありませんが
避けた方が無難です。

これを避けるには水合わせという作業を行います。
水合わせとは、観賞魚を移し替える前に
もともとの水と移し替える水の水質を徐々に合わせていく作業
です。

③金魚を直接触らない

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移し替える時の注意点としては
金魚に直接触らないということです。
直接触ってしまうと金魚は火傷してしまいます
人の体温の38℃というのは
25℃の水温で過ごす金魚にとっては高温なのです。

④バケツにフタをする

バケツの上のそのままにしておくと
金魚が飛び出る可能性があります。
すぐ気づけば良いですが
寝ている時に飛び出てしまった場合、
干からびて死んでしまいます。

そのためバケツには必ずフタをしておきましょう。
ただ密閉し過ぎてしまうと
酸欠を起こす場合があるので
フタを少しずらしておくか、
網など空気の移動ができるものでフタをしましょう



絶対やってはいけないこと

袋のまま翌日まで放置する

持ち帰った袋のままで次の日まで放置してはいけません。
酸欠になったり水がすぐ汚れてしまったりして
金魚がすぐに弱ってしまいます

そのため必ずより大きな容器へ移し替えましょう。

適当な食べ物をエサとして与える

金魚用のエサがないからといって
適当な食べ物を与えてはいけません。
うまく消化できずに胃の中に残ってしまい
最悪死んでしまうかもしれません。
エサを1日与えなかったからといって
すぐ餓死することはありません。
そのため専用のエサがなければ与えない方が良いです。

また、金魚のエサがあったとしても注意することはあります。
それは多量に与え過ぎないということです。
エサを多く与えてしまう気持ちは分かりますが、
与え過ぎて水が汚れてしまうと
金魚が弱ってしまいます。
まだフィルターがないうちは
すぐ食べ切れる程度の微量に押さえましょう。

過度にストレスを与える

金魚が入った容器を必要以上に揺らしたり、
手を突っ込んだりしてしまうと
金魚はかなりストレスを感じてしまいます。
まだ家に来て間もないので、
大きな容器に移し替えた後は放置しておいた方が良いです。
明るいよりは暗くした方が金魚も安心します


翌日までに用意するもの

ここまでこれば翌日に飼育用品を揃えましょう。
最低限買うべき用品をまとめていきます。

水槽

いわゆる金魚鉢のような円形の容器はオススメしません。
メンテナンスがしにくいのと、
曲面になっていることで鑑賞しにくいからです。
かなり小型の水槽も販売されているので
四角い水槽にしましょう。


フィルター

維持管理を楽にするためにもフィルターを入れた方が良いです。
小型の水槽であれば外掛けフィルターがオススメです。


砂利

水槽の底に砂利を敷いた方が金魚も安心します。
確かに何も敷かない方がメンテナンス性は良くなりますが
水槽内が殺風景な印象になってしまいます。


エサ

金魚ように販売されているエサであれば問題ないです。


水草

水草も砂利と同じように入れた方が良いです。
水草を入れるだけで水槽に"らしさ"が出ます。
おススメは金魚藻と言われる
初心者にも簡単に育てられる水草です。
金魚藻には水質浄化作用があるので
その意味でも入れた方が良いでしょう。


迷ったらセットを購入!

ホームセンターやペットショップには
水槽とフィルターなどがセットになった商品もあります。
何にしようか迷った場合はセットを購入しましょう。



さいごに

急に金魚を飼うことになった時の
対処方法をまとめました。
飼育し始めの頃は必要以上に構いたくなる気持ちもわかりますが、始めの頃は特にそっとしておいてあげましょう。

〜世界のアクアリウム〜 イランのアクアリウム編!

学生の時に海外旅行をよくしていました。
その時に見た世界のアクアリウム状況について
紹介しようと思いまとめていきます。
今回はイランのアクアリウム状況についてです。

イランの基本情報


イランは中東に位置する国で、
国土面積は広く世界第17位にランキングされています。
中東に位置するイランは危険だという認識をよくされている国ですが、観光する分には特に危険だという雰囲気は感じられませんでした。
アメリカとの仲が悪くたびたびニュースに取り上げられていますね。



イランのアクアリウムはどこにある?

金魚を売る路面店


バザールで金魚を売る路面店がありました。
弱っているものもチラッと見る限り少なく、
意外にも状態が良いことに驚きました。

屋台の横に


屋台の横に観賞用?客寄せ?のために設置してありました。
インドと違いレストランやカフェに
アクアリウム水槽は見られませんでした。

アクアリウムショップに


アクアリウムショップはテヘランで見かけました。
日本のおしゃれなアクアリウムショップのような雰囲気で
アクアテラリウムがメインで観葉植物がチラホラと売られていました。


イランにはアクアリウムは少ない?


イランは夏の平均気温が40℃を超えるような
暑く乾燥した地域があります。
そのような土地では写真のように
山から冷たい水を地下水路から運び、
その冷たい水で室内温度を下げるような仕組みになっています。
魚を飼えるような環境でないことから
アクアリウムの文化が根付いていないのかもしれません。

〜世界のアクアリウム〜 インドのアクアリウム状況編!

学生の時に海外旅行をよくしていました。
その時に見た世界のアクアリウム状況について
紹介しようと思いまとめていきます。
今回はインドのアクアリウム状況についてです。

インドの基本情報


インドは世界第7位の面積を有する国で
そこに世界第2位もの人々が暮らしています。
第二次世界大戦後にイギリスから独立したこともあり、
簡単な英語の単語が理解できる人が多い印象でした。



インドのアクアリウムはどこにある?

インドのアクアリウム水槽はどこに飾られているのでしょうか?
ここでは僕が実際に見た場所を紹介します。

レストランに


これはタージマハルで有名な街にあったアクアリウムです。
ちゃんとフィルターもヒーターも設置してあります。
観光地のレストランは庶民的な雰囲気なところでも
アクアリウム水槽が結構設置してありました。
観光地でない街では比較的高級レストランの一部にあるくらいです。

カフェに


これは少し高めのカフェに設置してあったアクアリウムです。
店の外からも中からも見えるつくりになってました。
ガラス面に苔はなく、メンテナンスがきちんとなされていそうでした。
底床のサンゴは気になりました。

ホテルのフロントに


ホテルのフロントに設置してありました。
メンテナンスはなされていそうにないですが、
フィルターは入ってました。
ガラス面の苔によって中はあまり見えないです。

階段井戸に


インドでは街中に階段井戸と呼ばれる
人工的な井戸が彫られています。
ここにも魚が泳いでいました。
観賞用かは微妙ですが誰かが放したようです。


インドのアクアリウムショップ状況


インドにもアクアリウムショップがありました。
きちんと綺麗にメンテナンスされているあたり
さすがはアクアリウムショップですね。
サンゴを入れるのはトレンドなのでしょうか?

魚は様々な種類が同じ水槽内に入れられており
値段は言い値のようです。
売られているメーカーで知っていたのはテトラ社だけでした。