DIYなアクアリウム

2013年から始めたアクアリウム。小さいものから大きなものまで自作して節約する。管理しやすい陰性水草と最近話題のアクアテラリウムが好み。

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金魚すくいで急遽金魚を飼うことになった場合の対処法

夏祭りなどの屋台でよくある金魚すくい。
やったことある方も多いと思います。

しかし金魚すくいをしても
すくった金魚をどうすれば良いか迷う方も多いはず。

すぐ死なせてしまう

急に飼うことが決まったけどどうしよう

そんな方のためにこの記事では
急に金魚を飼うことが決まった時に行うことを
まとめていきたいと思います。

絶対に川や池に放流してはいけません

飼育水を用意する

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金魚すくいで金魚を持ち帰ると
大抵は上の絵のような巾着のような袋に入れて持ち帰ります。
そのままでは酸欠などで金魚が弱ってしまいます
家に戻ったらすぐに飼育水を準備しましょう。

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水道水には消毒のためにカルキ(塩素)が入っています。
ヒトが飲む分には害はありませんが
魚にとっては害となります。
そのため水道水をそのまま使用することはできず、
カルキを除去しなければなりません。

カルキを除去できる浄水器がある場合

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カルキを除去できる浄水器があれば
その浄水器を通した水ならそのまま飼育水として使うことができます。

浄水器がない場合

浄水器がない場合は少しやることがあります。
まずはカルキを除去しなければなりません。
除去する方法は3通りあります。

市販のカルキ抜きを使う

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1番簡単な方法は、ペットショップで置いてある
市販のカルキ抜きを使う方法です。
安価に手に入ることもあり大抵の場合は
このカルキ抜きを使うと思います。
しかし、夜の祭などで金魚すくいをした時などは
ペットショップが開いてません。
その場合は下記の方法を用いましょう。

6時間放置する

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カルキは実は放置しておけば自然に抜けます。
バケツ1杯分の水量だとおおよそ6時間で除去できるそうです。
この方法は時間がかかるので
金魚すくいをすると決めている場合は
事前に準備していきましょう。

煮沸する

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煮沸すればカルキを除去できます。
5分間沸騰させれば完全に抜けるそうです。
注意することは水を冷ますことです。
25℃を目安にちゃんと冷やしましょう。


バケツに入れ替えてあげよう!

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飼育水が準備できたら、
金魚を袋から移し替えてあげます。
この時、注意すべきポイントは4つあります。

①大きめのバケツを選ぶ

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移し替える容器はできるだけ大きいものを用意しましょう。
水質変化を緩やかにするためです。
コップの水が熱しやすく冷めやすいのと同じです。

金魚のフンなどで汚れてしまう水も
水量が多ければ影響が小さくなります。


大きなバケツであれば水面が広くなります。
空気と接する面が大きければ、
そのぶん水に溶ける酸素も増えるので
酸欠のリスクを軽減できます

②水合わせをする

バケツに水を用意できても
そのまますぐに移し替えない方が良いです。
もともとの水の水質と移し替える水の水質が
異なると金魚のエラが傷ついてしまいます

pHショックと言われる現象です。
金魚の場合、すぐ死んでしまうことはあまりありませんが
避けた方が無難です。

これを避けるには水合わせという作業を行います。
水合わせとは、観賞魚を移し替える前に
もともとの水と移し替える水の水質を徐々に合わせていく作業
です。

③金魚を直接触らない

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移し替える時の注意点としては
金魚に直接触らないということです。
直接触ってしまうと金魚は火傷してしまいます
人の体温の38℃というのは
25℃の水温で過ごす金魚にとっては高温なのです。

④バケツにフタをする

バケツの上のそのままにしておくと
金魚が飛び出る可能性があります。
すぐ気づけば良いですが
寝ている時に飛び出てしまった場合、
干からびて死んでしまいます。

そのためバケツには必ずフタをしておきましょう。
ただ密閉し過ぎてしまうと
酸欠を起こす場合があるので
フタを少しずらしておくか、
網など空気の移動ができるものでフタをしましょう



絶対やってはいけないこと

袋のまま翌日まで放置する

持ち帰った袋のままで次の日まで放置してはいけません。
酸欠になったり水がすぐ汚れてしまったりして
金魚がすぐに弱ってしまいます

そのため必ずより大きな容器へ移し替えましょう。

適当な食べ物をエサとして与える

金魚用のエサがないからといって
適当な食べ物を与えてはいけません。
うまく消化できずに胃の中に残ってしまい
最悪死んでしまうかもしれません。
エサを1日与えなかったからといって
すぐ餓死することはありません。
そのため専用のエサがなければ与えない方が良いです。

また、金魚のエサがあったとしても注意することはあります。
それは多量に与え過ぎないということです。
エサを多く与えてしまう気持ちは分かりますが、
与え過ぎて水が汚れてしまうと
金魚が弱ってしまいます。
まだフィルターがないうちは
すぐ食べ切れる程度の微量に押さえましょう。

過度にストレスを与える

金魚が入った容器を必要以上に揺らしたり、
手を突っ込んだりしてしまうと
金魚はかなりストレスを感じてしまいます。
まだ家に来て間もないので、
大きな容器に移し替えた後は放置しておいた方が良いです。
明るいよりは暗くした方が金魚も安心します


翌日までに用意するもの

ここまでこれば翌日に飼育用品を揃えましょう。
最低限買うべき用品をまとめていきます。

水槽

いわゆる金魚鉢のような円形の容器はオススメしません。
メンテナンスがしにくいのと、
曲面になっていることで鑑賞しにくいからです。
かなり小型の水槽も販売されているので
四角い水槽にしましょう。


フィルター

維持管理を楽にするためにもフィルターを入れた方が良いです。
小型の水槽であれば外掛けフィルターがオススメです。


砂利

水槽の底に砂利を敷いた方が金魚も安心します。
確かに何も敷かない方がメンテナンス性は良くなりますが
水槽内が殺風景な印象になってしまいます。


エサ

金魚ように販売されているエサであれば問題ないです。


水草

水草も砂利と同じように入れた方が良いです。
水草を入れるだけで水槽に"らしさ"が出ます。
おススメは金魚藻と言われる
初心者にも簡単に育てられる水草です。
金魚藻には水質浄化作用があるので
その意味でも入れた方が良いでしょう。


迷ったらセットを購入!

ホームセンターやペットショップには
水槽とフィルターなどがセットになった商品もあります。
何にしようか迷った場合はセットを購入しましょう。



さいごに

急に金魚を飼うことになった時の
対処方法をまとめました。
飼育し始めの頃は必要以上に構いたくなる気持ちもわかりますが、始めの頃は特にそっとしておいてあげましょう。